2016年7月25日月曜日

三国志歴史資料館

中国人も知らないという穴場に行ってきました。
合肥が三国志の戦いの舞台になったのは有名ですが、その合肥の真ん中にに逍遥津公園という古戦場が遊園地になっている公園がありました。

日本でいうと日比谷公園か代々木公園といった感じで、人がいましたが、ちがうところはここには遊園地のような施設があって、あと、動物を見る施設がそれぞれ有料で入場料を取られるというものです。

ここに行ったのは、三国志歴史資料館というのがあると聞いたからです。
当日は客が少なかったのか、80元の入場料が60元(約1000円)になっていました。

歴史資料館というので、いわいる博物館のようなものを期待していたのですが、1000円という強気の入場料でちょっと気が引けました。

どうも、ガイドが1組に1人つくらしい。
入ったら、なんか「馬車に乗れ。」と言われて、当時の馬車のレプリカと思っていたら、「前を見ろ。」と言って始まったのがこれです↓


 映像通りなんですが、「え?何これ?」と思っていると、左右にも画像が映されて、微妙に立体的な画像が出てきました。
三国志はそれなりの一般的(横山光輝の三国志を30年以上前にアニメ化したものや、龍狼伝とかの漫画の)知識があったので、なんとなく状況はわかった。

「ああ、ここはそういう施設なのか」と思っていると、「次に行くからついてきて」と言われてまた奥の部屋へ。

「ここに、立って、前を向いていてください。」と言われて、始まったのが、これ↓


どうも「合肥の戦い」を説明しているらしい。

この後、同じ部屋で昔の街並みのジオラマに映像を映しているものや、デジタル合成で当時の貴族の衣装に身を包んだり、当時の人たちと同じ場所に建てたりと、「ここは太秦の映画村か?」と思ったりしていると、「次の部屋へ」と案内されました。

ついたところは、なぜか足元がないジェットコースターかフリーフォールのような椅子が設置されていて、「それに乗れ。」と言われて乗ると始まったのが↓


一番迫力があった映像です。
まあ、よく遊園地にある3D映像と椅子が連動して実際に動いているように思わせる装置なのですが、これが無限遠投射システム(ナムコが30年ぐらい前に開発した)を使った、映像に奥行を持たせる技術と同じようなもので3D映像をだしているので、体感がすごかった。

そのあとも、ヘッドマウントディスプレイでVRで金塊探し、ロープを持った状態で昔のエレベーターのようなもので崖を上る(途中で龍や蛇が襲ってくる)映像を見せられたりと、三国志の資料とは関係ないアトラクションまでありました。

合肥以外の中国人にこのことを伝えると、「そんな施設知らなかった」と言われました。

検索の仕方が悪いのか百度でもこの施設の情報は出てこない。でも、1000円であれば、行ってみるのもよいかもしれません。

なお、古文書や当時の雰囲気を見たい人は、近くにある本当の博物館に行ったほうが良いかもしれません。w