2016年12月29日木曜日

世界で一番長いパズル

今回もAliexpressを使って新しいキューブを買いました。ルービックキューブのような色合わせパズルではありません。まずは開封動画をどうぞ。


はい、日本ではルービックキューブの第2弾として売られていた、「ルービック スネーク(スネークキューブ)」です。現在では、「マジックスネーク」や「ルービックツイスト」などといろいろ名前がありますが、伸ばすと物差しのようになるので「マジックルーラー」とも呼ばれています。

通常は24ブロックです。このバージョンは100円ショップにもありますので、興味があったらまずは購入してみてはいかがでしょうか?

で、今回購入したのはその5倍の120ブロックです。最初はちょっと長いくらいの36ブロックを見つけたので、そちらを購入しようとしたところ、検索すると「24 36 48 72 108」という数字が・・(動画では32ブロックと間違えて紹介してしまっています)。そう12の倍数でいろいろなバージョンがあるではないですか。というわけで、12の倍数で調べると120が一番ブロックの数が多いらしい。価格も安かったので、こちらを購入したというわけです。

目的は、子供のクリスマスプレゼントに間に合えば。と思っていたのですが、思ったより配送が遅くてクリスマスを過ぎてしまったので、お年玉として子供に渡そうと思います。

2016年12月28日水曜日

China Postのトラッキング

Aliexpressから買い物をすると、中国郵政(China Post)にお世話になることが多い。(というか9割以上、無料の送付は中国郵政が使われる)

公式の追跡はいつの間にか、顧客番号を入れないと追跡できなくなっていた。
(下の絵の赤丸)

仕方がないので、17trackやAliexpress公認のcainiaoなどの外部トラッキングサイトを使って追跡をしている。(アプリ等があるので、こっちの方が便利な面もあるが、)やはり、外部サイトなので、情報が若干遅れる。
日本に入ってきたら、日本郵政(郵便局)の追跡が早いが、中国から飛び立つまでは、中国郵政が早いので、できれば使いたい。

本来は、顧客番号なしでも使えるはずなのだが、内部のスクリプトを見ると無いと検索できないようになっていた。スクリプトをバイパスしてみたが、中国郵政のサイト内部に正しいパラメーターが渡らないとだめなので、結局は追跡結果が出ませんでした。
(ちなみにスクリプトから14桁だということは分かった)

で、今までの中国郵政からの荷物を見ると、何やら発送主のアカウントらしきものが、これも14桁。
海阔易购さんの番号、これは怪しい。
ってことで、入れてみました。(ビンゴです)

ちゃんと検索できました。

番号そのものを公開するのは避けますが、このページの中にヒントwが隠されているので、探してみてください。これで、中国郵政で追跡できます。

2016年12月20日火曜日

中華DAC その後

前回から1週間程度使ってみました。
いろいろと不満点が出てきました。

まず、USB->DC変換ケーブルが入っていなかったことに対しては、業者にケーブル代をまけてもらって、返金させたので良いのですが、これが原因か、スピーカーをLINE出力につないだ状態で、ヘッドホンを差すと音がすごく小さくなり、音質も悪くなります。

つまり、スピーカー側に電流が引っ張られて、ヘッドホン駆動用の電力が足りなくなる。ってことです。そもそも200mAしかUSBから引いていませんから、これは仕方ありません。
かといって、電力をDCコネクタから供給しても200mAしか引かなかったら意味ないですね。

次に、これはDACの問題では無いのですが、XperiaやWM用に入れているMedia GoでASIO再生ができない。Media GoのASIO再生はSony用のASIOドライバにしか対応していません。X-appliのように、WASAPIに対応しているアプリでも、WASAPIではDSD再生できないので、ASIOを生かせる環境がFoobarしかないことになります。

Amanero自体はファームのバージョンアップでノーマルのUACとしてもDSDをサポートできるみたいなのですが、そのファームをこのアンプに書いても動作するかはわからないですし。

とりあえず、ヘッドホンだけを差している分にはヘッドホン端子としては問題ないので、せっかく買ったので使い続けたいとは思いますが。

2016年12月13日火曜日

Amanero Combo384の仕組み (中華DAC CMD-18 レビューその4)

この記事の続きです)

このDAC、バルク転送しかできないから、Windows以外では動かないのでは?と思っていたのですが、どうもそうでは無いようです。

Windowsでドライバが動いているときの、USBのデバイス情報(Descriptor)は下記のようになります。

Config2ってのが選択されて、IF0にはEP2ってのが見えています。これがバルク転送用のインターフェイスとなります。

次に、NW-WM1A(借り物です)をつなげたときはどうなっているかと言うと、
 
はい、Config1がありますね。つまり、Windowsドライバが使う場合は、Config2,ドライバが無い場合は標準のConfig 1(UAC2)の設定で動くということです。
当然DoPも動作しました。問題ありません。
 
つまり、ドライバが無くてもPCM DACとしては一応つかえるということですね。

ただし、DSD256はあきらめなければなりませんが・・・・

ちなみに、消費電力ですが、Self Powerをうたっているのですが、USB バスパワーで動作しますので、実際下記のような感じで200mAほど電流を引きます。そのため電源が弱いバスだと電圧ドロップが激しいです。(通常は5V)

中華USB DAC CMD-18 レビュー(その3)

この記事の続きです。)
まず、一般的なUSB DACの規格に関して説明します。

USBには大きく分けて、コントロール転送、バルク転送、アイソクロナス転送ってのがあります。
USB DACをPC等から使うには、USB Audio Class(UAC)と言う規格を使います。
UACには3つのバージョンがあり、DSDの転送に関してはVersion3で正式に規格となりました。

このVersion3ですが、出来立てのため、現在 USB DACで採用しているメーカーはありません。しかもDSDの規格が無いということから、いろいろな思惑でいろいろな方式があります。

ただし、ほとんどのメーカーはUAC規格の上でいろいろとアイデアをだしており、一般的なのがDoP(DSD on PCM)と言う形式です。

 
 
24ビットのデータの8ビットをDoPのしるし(マーカー)として使って、残りの16ビットにDSDを詰めて転送しようとする形式です。
 
基本的には、DAC側でPCMとして入ってきたデータをDoPかどうか判断できればよいので、UACの規格の上で成り立ちます。そのため、DSDをサポートしているDACはほぼこれをサポートしています。UACの転送方式はアイソクロナス転送の中でも、お互いのデータ量を調整できるAsyncronous転送と言う転送を使っています。
 
で、問題のこのCMD-18もDoPをサポートしています。ただ、サポートの仕方が独特なのです。
そもそもDoPには欠点があり、サポートできる最高の周波数が半分になってしまうのです。(もともと32ビット単位で周波数が定義されているDSDなので、16ビットを2回に分けて送るためには倍の速度で送る必要があるため。)
 
CMD-18の最高周波数はPCMで384kHz/32bitとなっています。この上でDoPをすると、DSD128(周波数で言うと、176.4kHz/24bit)までの再生となります。つまりDSD256が再生できません。DSDを直接送れば、DSD256が対応できます。周波数的には352.8kHz/32bitです。
そこで、このCMD-18のプラットフォームを作った人は考えた(かどうかは定かではないですが)、「どうせDSDをそのまま送るなら別にUAC規格の上に乗ってなくてもよくない?」
 
と言うわけでWindowsの専用ドライバを使う場合は、UAC規格とは関係なく、やりやすい「バルク転送」を使おう。ってことで、バルク転送が使われています。
 
バルク転送は、Asyncronous転送とは違って、調整ではなく、ホストから一方的に送りつけて、DAC側が拒否(NAK)したら、受け取る(ACK)まで何度も送る方式です。
 
当然、ホスト側は受け取るか受け取らないかわからない状態でずっとデータを作り続けるので、DAC側が拒否し続けると、バッファがあふれます。これが、このDACをおすすめできない理由です。バッファがあふれること=音飛び=ノイズなので、周波数が高いハイレゾデータでこれが頻繁に起きると、聞くのが堪えられなくなるでしょう。
 
次に、これがDSDだけなら良いのですが(←良くない)、「DSDとPCM分けてドライバ書くの面倒だし、いっしょにしちゃえ」って言ったかどうかわかりませんが、WindowsのドライバからはPCMもバルク転送されて送ってきます。
 
あと、一般的ではないので、Windows用のドライバが作られなくなったら、このバルク転送は使えないので、将来を考えるならば、ちゃんとしたメーカーのDSD512対応を買った方が良いです。
 
ただし、欠点だけではないです。上限が384kHz/32bitのDACでDSD512(705.6kHz/32bit)が再生できるからです?
 
アシンクロナス転送の欠点は、データ量を周波数に合わせて変化させなければならない。と言う点です。しかし、バルク転送にはその制限がありません。なので、めいっぱい、ホスト側から送りつけて、DAC側の処理に間に合うようにしてやれば、DSD512も再生できるということです。
 
 




DSD512対応!? 中華 USB DAC レビュー(その2)

この記事の続きです)

DSD256の再生方法は、製品の購入ページにドライバを入れる方法が載っています。なのでDoPではないと思っていましたが、このドライバのページから、Amanero Combo386のドライバが使われているということが見て取れました。

(Amanero Combo386の説明から引用)
Combo384は44.1~384kHzのサンプリングレートに対応します。32bit I2SまたはDSDの出力が可能です。DSD出力はDSD64(2.82MHz)とDSD128(5.64MHz)に対応します。Windows環境ではASIOドライバー使用でDSD256(11.29MHz)とDSD512(22.58MHz)に対応可能です。

なんだって!! DSD512対応?
でもCMD-18のページにはDSD512しか書いてない・・・・
これは来たらすぐに試すしかない!!

と言うことで、開封ついでにDSD512を試してみました。
まずは、開封動画をどうぞ


結論からいうと、DSD512対応していました。
動画の中では、ドライバで変換しているのでは?と疑問視していましたが、間違いなく対応しています。(USBの通信をみる装置:バスモニタで確認)

1万円未満でDSD512に対応しているというのはすごいのではないでしょうか・・・・
で、肝心の音質ですが

  • 無音時にノイズが載る
  • 曲はじめと終わりにノイズが載る
  • 音飛びが時たまある。
と、さんざんな結果でした・・・
が、再生中の音質はそれなりに良かったです。

ただ、このDACをお勧めできない理由が上記以外にありました・・・・・(続く

中華 USB DAC CMD-18 レビュー(その1)

Hires音源もだいぶそろってきて、我が家のPCもハイレゾ化を模索しています。
そこで、手始めにDSD対応のUSB DACを購入したいと考えました。
音質はそこそこでいいのでスペックと価格で下記を選びました。


今回もAliexpressです。 購入時のレートが115円/ドルで、9700円ほどでした。
(そのあとすぐに値下がりしたようですが)
Specは下記のように書かれています。(日本語翻訳後なのでちょっとおかしいですが)

パラメータ:
  • 外部電源コネクタ: DC3.5-1.3MM/5ボルト(ご注意:がなければなり5ボルト、以上の場合それはデバイスで燃焼されます)
  • 外部電源: dc5v > 0.5a
  • 同軸、光学作業電流: 60ma
  • usb入力作業電流: 200ma
  • ヘッドホン電源: 80メガワット/Ω
  • オーディオ出力thd: 0.001%
  • オーディオ出力振幅: 1ボルトrms
  • 同軸サポート: PCM44.1K-192K/24bit
  • 光学サポート: PCM44.1K-192K/24bit
  • usbサポート: PCM44.1K-384K/ビット、DSD64-DSD256(自動識別デコード)
  • usbサポートシステム: otgのandriod携帯、セットトップボックス、などとアップルのpc、linux、デルファイシステムを必要としないドライバ)
  • サイズ: 110*98*25ミリメートル(含まれていませコネクタ部)
  • 重量: 300グラム

パッケージが含まれます:
  • 1 ×オーディオdac
  • 1 × usbケーブル
  • 1 × usbへ3.5ミリメートル電源ケーブル  ←なぜか入っていませんでした(-_-メ)
  • 1 × ドライバcd        ←シングルCD-Rなので読み込める環境が必要

なんだか普通のDACのようですが、DSD256対応で1万円を切る値段で、ボリュームがついているのはめったにありません。

チップは購入後に調べたのですが、Texas-Instruments社のDSD1796
と言うもののようです。

このチップ自作DACユーザーには有名なチップのようで、いろいろな資料がネットに公開されており、ドライバもリファレンスドライバが公開されているようです。
ドライバはXMOS社のページの内容をみるとよくわかりませんが、こちらのブログによるとDoPにしか対応していないという不安な記事が載っていましたが・・・・(続く